残業 … 今日も帰りが遅くなった。
腹がへった。何か喰うものは?
袋麺 … 手間がかかるな …
カップ系は ?
カップヌードル、マルタイ焼豚ラーメン、焼そばU・F・O、
ペヤングのやきそば … か
こんな夜は、時代が感じられるペヤングかな …
そんなことを考えていたら、植木等の歌が聞こえてきた。
<「 袋麺 焼そば 『S&Bホンコンやきそば』と『日清焼そば』」はこちら>
- これが男の生きる道 -
帰りに買った福神漬で 一人淋しく冷や飯喰えば
古い虫歯が またまたうずく ぐちは云うまい こぼすまい
これが男の生きる道
毎日もまれる満員電車 いやな課長に頭を下げて
もらう月給は 1万何ぼ ぐちは云うまい こぼすまい
これが男の生きる道
何とかしなくちゃ ナァー
やっと貰ったボーナス袋 飲んでさわいで ラーメン喰って
毎日こうだと こりゃ泣けてる ぐちは云うまい こぼすまい
これが男の生きる道
バッチリ行きてエーナアー
この歌が発売されたのは1962年(昭和37年)である。
五輪景気(ごりんけいき)と呼ばれた1962年から1964年までにかけての、高度経済成長期の好景気の最中である。
1964年に夏季の東京オリンピックが日本で初めて開催されることにともなって、交通網の整備や競技施設が必要となり、東海道新幹線などのインフラや国立競技場、日本武道館などの競技施設が整備され建設需要が高まった。 また、オリンピックを見るためにテレビを買ったり、オリンピックを見に行くことなども影響し空前の好景気となった頃である。
それにしても、それから50年以上を経て、サラリーマンの世界は変わったようで、さほど変わっていないのでは … そう思ってしまう。
「 ペヤング ソースやきそば 」の製造・販売元は、群馬県伊勢﨑市に本社を置く食品メーカーのまるか食品株式会社である、九州では、あまり馴染みがない。
販売地域が、静岡県から青森県までの東日本中心だったため。とはいっても、「日清焼そばU・F・O」、「マルちゃんやきそば弁当」と並んで、カップ焼きそばのロングセラー。
東日本では、「U・F・O」よりも、好む人が多いとのこと。
それにしても、『ペヤング』って ?
1973年に発売した「ペヤングヌードル」から用いられたとのこと。語源は、”ペア”+”ヤング”。
発売当時、カップ麺の類いは、袋麺と比べると値段が高く、高価でオシャレな食品であったことから、若いカップルに2人で食べて欲しいと名付けられたとか。
ふ~ん、オシャレかな … そうは思っても、かつて、ペアでトレーナーを着てたりして …
嗚呼、今想えば何とも恥ずかしい …
近くのドンキでは100円以下で買える。
ジューシーで、関西っぽく進化し続ける「日清UFO」、モッサリ、サッパリ、パッケージも前時代的な「ペヤング ソースやきそば」、好みは人それぞれ。
今宵は、「ペヤング」。昔から一貫して変わらないチープな風情が何とも郷愁をそそる。
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