時々、ふぐひれを買ってヒレ酒を飲みます。
他に、焼きあごも売っていますので、たまには焼きあごの酒も飲んでみようと思うのですが、愛用のヒレ酒カップには大きすぎて入らないものが多いのです。
随分昔、仕事で岐阜を訪れたときにイワナの骨酒(こつざけ)を飲んだことがあります。
焼いたイワナを使ったとても美味しい酒です。
そして、イワナの骨酒を飲むときには、岩魚を象った専用の徳利が使われます。
その専用徳利なら、大きめの焼きあごでも収まるだろう、そう思って昔買ったものです。
骨酒用の徳利では、ポピュラーな織部風。
Amazonか楽天で買ったものです。2,000円位だったか?
普段は、邪魔になるのでキッチンの棚の奥に…
また、花立として使われている方もいらっしゃるようです。
【 織部 岩魚(いわな) 骨酒用徳利 (小) 】
サイズ: 全長 29.0cm 幅 8.5cm
ツルまでの高さ 16.8cm
骨酒(こつざけ)は、鯛などの魚の身を取ったあと、骨やひれを火で炙り、少し焦がして熱燗の日本酒に浸したものです。
イワナや鮎などの干し焼きを、まるごと酒に浸したものをいうこともあり、とりわけ、岐阜県のイワナの骨酒は有名です。
北部九州では、あまり飲まれることはありません。
そして、鯛などはともかく、骨酒用に加工したイワナは、ほとんど売られておらず、ネットで売られているものは一尾で500円位で、結構高い代物なのです。
今日は、先週からハードだった仕事も一段落したので、友人にもった骨酒用のイワナで、骨休めの一杯。
パッケージにはこんな風に、
◆ イワナを袋から取り出し少し湿らせる。
◆ 軽く塩をふりかけ、火で炙る。
◆ あらかじめ暖めておいた器にいつもより熱めのお酒を二合分、
イワナと一緒に入れてお召し上がり下さい。
酒のあては、ふぐのあぶり焼きと浅漬け。
酒は、純米本醸をとっぴ燗にしていただきます。
イワナの旨味が染み出た酒の味わい、甘く、香ばしい。
フグひれより、やや淡泊で甘みが多い。ん~、旨い !!
ここで一句、
- 骨休め 熱い骨酒(こつざけ) 骨に染み -
ついでに一曲、
♪ 骨酒~ 骨酒~ 骨酒愛して欲しいのよ~
(城卓矢:「骨まで愛して」風に)
お粗末 !!!
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