CoCoと言っても、カレーじゃありませんで、博多阪急のケーキ屋さんす。
中々の人気店。
何となく、バターケーキを買いました。
幼い頃、田舎にはケーキ屋なんてありませんでした。食べるケーキと言えば、クリスマスのケーキ。それも、バタークリームのケーキでした。
父親が、家で年中マージャンをしていて、クリスマス・イブともなれば、同僚がそれぞれに、クリスマスケーキを手土産に、家にやってくるのでした。
そのケーキは、全てバタークリームケーキ。
兄弟のいない私は、何日々もそれを食べ続けたのです。
マズイと言う訳ではありませんでしたが、スポンジはごわごわで、クリームは、堅い…
ケーキなんてそんなもの…
小学生後半の頃、「生クリームケーキ」が出現します。
福岡県飯塚市で「すくのかめ」と言うもなかの菓子を作っていた「さかえ屋」が、生クリームのショートケーキの製造・販売を始めたのです。
生リームクリームショートケーキとの出会い、それは、ほとんど衝撃的と言っていい出来事でした。
柔らかなスポンジと、ふんわりととろける生クリームの味。
” ケーキというのこんなにも美味しいものなの… "
田舎の小学生にとっては、未知の味、すっかり魅了されてしまうのです。
以来、ケーキと言えば、生クリームのケーキ。
やがて成人し、ケーキよりは酒ってことになって…
バタークリームケーキの印象は、幼い頃ままで…
いやぁ、あれはね~って… まず食べることはありませんでした。
年末、クリスマスケーキを買った店が博多阪急のアンジェココのお店。
なかなかのセンス、それに、味もいい。
で、バターケーキを買ってみたのですが、いぁ美味しいですね。
やわらかな口溶け、スポンジも昔とは大違い。
たまにはいい、そう思ったのです。
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