今日もおにぎりに関する話です。
経木(きょうぎ)は、杉や檜などの木材を紙のよう薄く削ったものです。これに経文を写したことからこの名がついたもので、薄板(うすいた)とも呼ばれます。
古くから、食べ物や菓子などを包んだりするのに使われてきました。
昭和40年代はいると、石油を原料とするプラスチック容器などの普及によって、経木の需要は激減します。
しかし、近年、通気性・殺菌性に優れていることや、使用後の堆肥化利用など環境にも優しい素材であることから再び脚光を浴びています。
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私は、この経木をおにぎりの弁当に使っています。
おにぎりを竹の弁当箱にそのまま入れると、ご飯がくっついたりします。
サンドイッチの時に使うワックスペーパーが使えますが、和と洋、ちょっと趣が違います。
竹の皮なら? 雰囲気はぴったりですが、使い捨ての敷物としては割高で、サイズ合わせが難しい。
その点、経木は、弁当箱の大きさに合わせてハサミで簡単に切ることができ、おまけに安価です。
福岡市博多区「プロの料理村」で偶然発見、100入りで315円 ? で購入。
Amazonでも買えますが、800円くらいで送料プラス。「プロの料理村」は、ありがたいです。
この経木のサイズは、幅12 × 長さ42cm。
竹かごの弁当箱の内寸幅、約8cmにカットして敷き、上に出た分は曲げて被せます。
切って残った方は、中に巻いて使っています。
ワックスペーパーやラップと違って通気性があるのでご飯がべとつかず、
見た目も、もちろん『 和 』の風情。
道具ではありませんが、大好きな消耗品です。
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