博多では、モツ鍋はもちろんのこと、モツを使った色々な料理がテレビで紹介されます。まさに百花繚乱。
しかし、今はどうかわかりませんが、同じ福岡県でも、筑豊地域では「モツ」なんて言いません。
それは、「ホルモン」または「とんちゃん」です。
焼いてよし、煮てよし。筑豊のホルモンの美味さを知る食通は多いのです。
筑豊の「とんちゃん料理」は、朝鮮半島から徴用され炭鉱で働いていた朝鮮人たちがもたらしたホルモン料理が、筑豊の地で独自に発展したものと言われています。
このとんちゃんを、たれで煮込んだ「とんちゃん鍋」が、博多のもつ鍋のルーツという説もあります。
筑豊飯塚市では、飯塚オートのホルモン丼は有名です。甘いタレで煮込んだホルモンのファンは多いです。
想夫恋の鉄人、飯塚店の大将のおすすめは、” ダブル ” です。
いやいや、ホルモンなら田川市が元祖という方もいらっしゃいます。
50年以上の歴史を誇る田川のホルモン鍋を、地域の名物として盛り上げようという気運が高まり、2012年、「田川ホルモン喰楽歩」が「第7回 B-1グランプリ in 北九州」に出場。
初出場ながら、みごと6位入賞を果たしました。
私は、こういうものを「ソウルフード」なんて言いません。
それは、” 庶民の味 ” ” ふるさとの味 ” でよいと思うのです。
本日は、自作のホルモン煮込みです。
イオン穂波店「肉のにしだ」で買ったホルモンで作ってみます。
飯塚では、『 青木ホルモン 』が有名ですが、西田産業のものも新鮮で綺麗です。
ホルモン煮込みでは、小腸や丸腸は、脂が多すぎてくどくなります。
脂の少ない大腸、100g 388円を800g購入、3,259円也。これは、気合いを入れて作らないと…
【食 材 】
大腸: 800g こんにゃく: 一袋
生姜: 一かけ 白みそ : 大さじ4 鷹の爪: 3本(種抜き)
水 : 600cc 酒 : 400cc
赤酒: 200cc 醤油 : 100cc
もつ、こんにゃくともに、下茹でして臭みを抜いてから煮込みました。
今回は、圧力鍋は使わずに3時間の煮込み。
プロ御用達の料理酒「赤酒」を使っているので、柔らかく、サッパリと仕上がりました。最後に、ネギを乗せて完成。
こいつをご飯の上にぶっかけて食べると美味しい。
コスト抜きで言えば、そこらのテキトウなお店には絶対に負けない味、満足のできです。
それにしても、できあがった量はせいぜい4人前ほど。
この弁当は、割高です。
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