五木食品と言えば、うどん、ラーメンなどの麺類を中心とした食品の製造・販売を行なう九州の屈指の食品会社です。
五木食品の「日田風焼そば」のことは、発売時から知ってはいたのですが、当時は、焼きそばの自作に全く関心がなかったこと、それに、想夫恋の模倣品といった気持ちもあって、一度も食したことはありませんでした。
想夫恋風の焼きそばを作るようになって、五木の中華乾麺で作る焼きそばは、中々の出来映え。
レッドキャベツ博多駅南店でふと目に止めた「日田風焼そば」、一袋2食入178円。
ちょっと試してみようと思ったのです。
想夫恋風の焼きそばは、日田風焼そばなどの名前でスーパーなどで売られています。
下左が五木食品の「日田風焼そば」、下右が日清食品の「日田風焼そば」。
五木食品は数年前から、日清は、昨年11月に開催されたB-1 グランプリin 北九州に「日田やきそば研究会」が出展するのに合わせて、9月から売り出したものです。
それにしても、後発の日清「日田風焼そば」はえげつないですね、このネーミングとデザイン。
とはいっても、結局のところ、想夫恋の模倣品と模倣品の対決なのですが…。
日清の「日田風焼そば」は、想夫恋の盗作・模倣集団の「日田やきそば研究会」が監修。そして「B-1 グランプリ」が公認。
この焼そばが売れると、日清食品チルド(株)と愛Bリーグ、日田やきそば研究会の3者が潤う仕組みになっています。
これが、日田やきそば研究会が真の目的とすることの一つでもあるのです。彼らがどんなに地域おこしを言ってみたところで、地域に恩恵などないのです。
そして、こういうことが、B-1グランプリの真実なのです。
さて、前段はこれくらいにして、いよいよ焼きに入ります。
五木食品の調理例では、
もやし100g 豚肉30g ねぎ20gの使用に合わせたソースが付いているとのこと。
具材の量は、そのとおりにして、
麺の方は、「麺は、少量の酸味料が加えられておりますので多少酸味が感じられる場合がありますが品質に問題ありません」との記載。
この場合の酸味料とは、酸化防止剤、品質保持剤のこと。想夫恋のセットの麺でも使用されているものです。
想夫恋の鉄人、飯塚店の大将のアドバイスどおり、かるく洗ってこれを落としてから使います。
さて、出来の方は、
市販の焼そばとしては、高い水準、とても美味しい焼きそばだと思います。それに、安い。
しかし、想夫恋焼の視点で見てみると、
先ず麺は、コシが足りません。想夫恋セットの麺は、それなりにコシがあるのですが、五木の麺は、焼き/焦がしに耐えられる麺ではないですね。
次にソース、
想夫恋セットの成分は9種で、とてもシンプル。
一方、五木の成分は、下記のとおり色々なものが加えられていて、特に、油脂、ポークエキス、チキンエキスなどが含まれているためか、ややオイリー。少し雑味も感じます。
この勝負、日田の焼き焦がしの焼きそばに、どちらがより近いかの点で判断すると、当然と言えば当然ですが、日田焼きそばの元祖「想夫恋セット」です。
【 想夫恋セットの原材料/成分 】
玉ねぎ、リンゴ、トマト、にんにく、醸造酢、砂糖、食塩、アミノ酸液、カラメル色素
【 五木の原材料/成分 】
砂糖、豚脂、食塩、ウスターソース、蛋白加水分解物、醸造酢、醤油、野菜エキス、ポークエキス、チキンエキス、オイスターソース、りんご果汁、香辛料、鰹節パウダー、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素
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