☆ 学生街の喫茶店風 コンビーフピラフ ☆

     コンビーフ炒飯弁当
     コンビーフ炒飯弁当

 

 

70年代、とある学生街の喫茶店。


人気のメニューは、400円の「コンビーフピラフ」。

 

今日は、昭和のノスタルジックな弁当です。

 

 

 

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コーヒーがメインの店でした。軽食は、トースト、サンドイッチ、ナポリタン。
唯一のご飯ものが、「コンビーフピラフ」。

 

なじみ客は、「コンピラ」と呼んでいました。

 

ご飯と玉ねぎ、コンビーフを炒め合わせて、ブラックペッパーを振りかけただけの簡素なもの。

 

正しくは、ピラフではなく、『 炒飯 』又は『 焼き飯 』なのでしょう。
それでも、田舎育ちの私には少しオシャレな食べ物に見えました。

 

一世を風靡した「傷だらけの天使」。

オープニングで、萩原健一がコンビーフにかぶりつく姿に憧れていた頃です。

 

 

- ニューコンビーフとニューコンミート -

  ニューコンミートとコンビーフ
  ニューコンミートとコンビーフ

 

 

ところでこのコンビーフですが、当時、馬肉を中心とした雑肉を主原料とする缶詰「ノザキのニューコンビーフ」がよく使われていました。

 

一缶100円くらいで買えたのです。 

 

2005年にJAS法が改正され、「コンビーフ」の名称は牛肉100%のもののみに使用できることとなり、馬肉など他の肉が使われているものは「コーンドミート」と表記するように定められました。

 

そして、そのコーンドミートのうち、牛肉重量が20%以上のものは「ニューコーンドミート」または「ニューコンミート」と表記することが許可されたのです。

 

それによって、「ノザキのニューコンビーフ」は「ノザキのニューコンミート」と商品名が変更されたのです。

 

ちなみに、今、スーパーで買うと、ノザキの「ニューコンミート」は、198円、「コンビーフ」は358円。当時の倍ですね。

 

 

 

 

今日は、そんな昔を思い出してのコンビーフ炒飯。

いえ正確には、コンミート炒飯です。

 

具材は、ご飯、ニューコンミート、タマネギ、玉子、グリーンピース。
味付けは、塩、ブラックペッパー。

 

今食べると、当時ほどの喜びはありませんが、懐かし味がします。