随分昔のこと、ある日、顔と体に湿疹が出ました。
先輩の F女史は、
「ちょっと最近飲み過ぎてるみたいだし、肝臓が弱ってるのかも。ちゃんと病院で診てもらいなさいよ」と。
しぶしぶ、済生会福岡病院へ。内科で診察を受けると、理由も告げられず、皮膚科に行きなさいと。
皮膚科の医師は、からだを診て、
医師 :「椎茸を食べましたか?」
小生 :「いいえ食べてませんけど…」
医師 :「よく思い出して下さい。先週はどうです?」
小生 :「ん~、ああ、先週、焼鳥屋で椎茸の串を食べましが…。」
医師 :「それですね。」
小生 :「1週間も前のことですよ。しかも、たった2本」
医師 :「量は、あまり関係ありません。そして、一週間ほど後に、症状が出る人もいるのです。
この写真を見てご覧なさい。あなたは、間違いなく椎茸アレルギーです !!」
小生 :「しっ、しいたけアレルギー?! そんな……。」
初めて耳にした椎茸アレルギー、そして、何とも残酷な告知……。
以来、焼鳥屋、バーベキューでの椎茸など、火が完全に通っていない生の椎茸は、食べてはいけないものになったのです。
もっと若い頃のこと。
年末の餅つき。皆での餅つきの合間、そばには椎茸のほだ場(栽培場)があって、ほだ木に生えている椎茸を採り、焚き火で焼いて醤油をたらし、がぶりと…。
そして、日本酒をきゅっ、何とも言えず美味しかった。
食べてはいけないと言われても、湿疹が出るだけで、かゆくないし、熱も出ません。まして、好物。
少しの湿疹くらい…。 時に、” ええぃ、ままよ ” と食べることも。
今日の弁当の主役は、そんな椎茸です。けれど、乾椎茸。 干したものでは、湿疹は出ないのです。
生のものに比べ、風味が良く、ビタミンD2も格段に多くなります。
メニューは三品。
① 椎茸のバター焼き
② 戻し汁で煮た鶏とレンコン、椎茸の煮物
③ 椎茸と小松菜のオイスター炒め
そして、だし巻き玉子はおまけです。
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