浮気心というものではありません。想夫恋風焼きそばの水準を確かめて見たかったのです。
いつも想夫恋を食べる時と同様の条件で、開店時間の11時に入店。
店内は、近頃の居酒屋風のしつらえですね。
初めてなので、ダブルではなく大盛りをお願いしてみました。
<「- 想夫恋系『 阿羅漢 本店 』で焼きそば -」はこちら>
<「『両面焼きそばアペタイト』と『三隈(みくま)飯店』」はこちら>
赤い角皿に盛られた焼きそばの姿、一見すると想夫恋とよく似ています。
さて焼きそばの味は。
麺全体はカラッとしています。「焦がし」はあまり見られず、食感からも「焼き」と言うより「揚げ」に近く、麺が油でコーティングされたような感じで、ややオイリー。そのためか、想夫恋のように旨みを吸って、モッチリとした麺の部分は見られません。
モヤシは、焼きが浅く、ややモヤシ臭い感じ。
ネギはグルタミン酸を多く含み旨みを高めますが、使われているのは色の濃い青い部分のみで、量は想夫恋に比べかなり少量。
肉は、短冊切りではないもので、量は想夫恋に比べて、これもかなり少なめ。
自家製ソースは、市販のウスターソース系の味をぐっとマイルドにしたような味の印象です。
焼きそばとしては、ソース系のさっぱりとした分かり易い味ですが、想夫恋に比べて「コク」や「旨み」などの味の深みが足りないですね。
おそらくはソース、そして、肉・ネギの質・量、モヤシの質の違いによるものかもしれません。
食べ終った皿、写真中央の部分、かなり多めの焼汁がバソキ屋の文字部分に残った様子です。
昨日食べた、想夫恋住吉店のダブルと比べてみましたが、違いは歴然。
そしてもう一つ、焼きの違い。
味には、焼きのフォームが現れるものです。
小手先だけで、ちょこちょこと焼く姿を、想夫恋の世界では “ おばちゃん焼き ” と呼びます。
ー 腰を入れ、ヘラが肩の高さまで上がるくらい、一気に、そしてダイナミックに焼く-
そうすることで、麺の水分や油分を飛ばし、ドライな仕上がりになります。
想夫恋の場合、一人前になるのに3年かかると言われており、その修行(研修)は大変厳しいそうです。
全体として両者の違いは、将棋の世界で言う「アマの8段」と「プロの4段」の間にある力量の差のように感じました。
<「- 想夫恋飯塚店 鉄人が焼くダブル半 - You Tube動画」 はこちら>
お店の皆さんは、感じがいいですね。
特筆すべきは、写真にある企画メニュー。
油 山(4倍) : 2,200円
富士山(6倍) : 3,200円
チョモランマ(8倍) : 4,200円
チョモランマ爆発(10倍) : 4,900円
一皿あたりの単価で見ると、相当な安さです。 たくさん食べたい人には、もってこいです。
私の適量のダブルなど、問題外です。
それで、
バソキ屋西月隈店の大盛り850円、想夫恋飯塚店の大盛り940円、住吉店の大盛りは990円、想夫恋各店の大盛りで最も多い価格は、1, 050円。両者の味の違いと価格の差。
私は、迷うことなく想夫恋を選択します。
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たろすけ (金曜日, 11 8月 2017 15:48)
これ明らか想夫恋関係者だよね(笑)