九州では、「きんき」を食すことは希です。
きんきを初めて食べたのは、1995年、3月19日。
仕事で青森市に出張した時です。
仕事が終わって、先方に誘われて小料理屋へと。
その時、出されたのが「きんき」でした。
煮付けではなく、塩焼きだったと思います。
頭の部分の左右に角の様な長いとげがあったのが印象的。
白身で脂の乗ったその味に魅了されました。
食べ終わった後に、だし汁を注いで飲んだスープも美味。
ちなみに、翌日の駅、テレビで東京メトロでの多数の殺人事件の報道。
後の、地下鉄サリン事件でした。
そんなこととはつゆ知らず、きんきの味が忘れられずに、
家に帰ってすぐに白黒画面のパソコンからネットスケープで、
ピーピーガーガーとネットに接続。
ニフティで何とか「きんき」を探し出して注文。
確か、一尾4,000円位だったような。
クール便で届いた物は、鮮度が落ちて生臭かった記憶があります。
その後は、きわめて希に、天神あたりの店で、
懐があったかい時にだけ食べることが出来る代物。
今夜のきんきを比べてはかわいそうですね。
ま~、雰囲気だけと言ったところでしょうか。
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