テレビや新聞などで、中国のコピー商品や知的財産権侵害の実態が伝えられると、皆一様に、その意識の低さに驚き、笑う。
しかし、他国のことを笑う前に、自らの身の回りには、さして変わらない事例が掃いて捨てるほど見られるのである。
日田やきそば研究会という集団は、「日田やきそば」なる想夫恋の模倣品をPRするため、必死にメディアへ登場を図っている。
中には、両手に大きなヘラを握っている店主もいる。
掲載した写真、一瞥しただけでも嫌悪感を覚える。
彼らが握るそのヘラは、いったい誰が考案したものなのか。
また、「日田やきそば研究会」の多くの店でも見られる、大きな円形のへこみを持つ鉄板、これも誰が考案したものなのか。
言うまでもなく、想夫恋の創業者、角 安親 氏である。
<日田やきそば研究会>
・味の珍さん ・求福軒 ・銀馬 ・三久 ・大学軒
・泰勝軒 ・中央軒 ・天龍 ・宝華 ・宝龍軒
・三隈飯店 ・来々軒 ・らく亭 ・蔵屋ラーメン
今や全国各地に、個性的な焼きそばが数多く存在しているが、想夫恋が使用する鉄板は、極めて特徴的・独創的である。他に同じような鉄板を使用している店があるとしても、想夫恋に必ず何らかの関わりを持っているのである。
特製のヘラも、大きなくぼみをもつ鉄板も、想夫恋の創業者 角 安親 氏が試行錯誤の末に造り上げたものである。であるが故に、これらには(株)想夫恋が実用新案権を有しているのである。もし、同様あるいは酷似したものを使っていれば、実用新案権の侵害である。
さて、このヘラも鉄板も、その形状には意味があってのことなのだが、模倣者には、そんなことは解らない。
「日田やきそば」のメンバーが登場する You Tube を見るとよく判る。手順、焼き、ヘラの使い方等々、何もかもデタラメ。
< You Tube「日田焼きそばの想夫恋 Vol.3- そのイミテーションの放散 -」>
<You Tube「日田焼きそばの想夫恋 Vol.3-2 - イミテーションの粗製乱造 -」>
<「 日田焼きそばの想夫恋 Vol.2 - 鉄人が見せる その真髄 - 」はこちら>
所詮は模倣に盗作。そんなものは、勿論、「日田焼きそば」ではない。そんな、だらしなく見苦しいバチモノこそが「日田やきそば」なのである。
ところで、日田の高校生は、黒地にオレンジ色で縁取りされた文字の『ひた やきそば』のノボリを指さし言うそうである。「 パクリの店の旗じゃん !! 」。そう、知らぬはよそ者ばかり也なのである。
他者が考案し権利を有するヘラを、恥ずかしげもなく握って写真に収まり、使い方も知らない鉄板でまがい物を作る。彼らは、無論、職人でも料理人でもない。
バチモノを売り、子供からさえも嘲笑を買う、いじましく哀れな商売人なのである。
今日もまた、粗雑、稚拙な手つきで、麺を裏返す。
そして、解っていないことがもう一つある。
彼らが日々裏返しているのは、実は麺ではない。『正』と『義』、則ち、人の道なのである。
<「想夫恋 角 弘起 社長との面談所感 Vol.2」はこちら>
<「 You Tube動画 これが「日田やきそば」なるもの」はこちら>