就職したばかりの30年ほど前、
太宰府市五条の君畑交差点そば、 今は日本経済大学(旧「第一経済大学」)の敷地内となっている場所に、本屋やファミリーレストランなどが集まった、 確か「パルイン」という商業ゾーンがありました。
その一角にあったお店、『 想夫恋太宰府店 』が想夫恋の焼そばとの初めての出会いでした。
<「- 想夫恋系『 阿羅漢 本店 』で焼きそば -」はこちら>
学生時代、校舎の近くにもあった記憶がありますが、大きなブリキの看板に、赤色の太い毛筆体で描かれた文字に圧倒され、入ることができませんでした。
太宰府のお店には、まさに一徹な職人といった風情のご主人、 おかみさんと小さなお子さんが三人いらっしゃったと思います。
店内は、明るく清潔、冷蔵庫はいつもピカピカに磨き上げられていました。
大きな特性のヘラを一心に振るうご主人の姿が、強く印象に残っています。
お子さんたちはみるみる大きくなり、やがて小学生となってしばらくすると、お冷やを運んだり、お皿を片付けたり、お店を手伝うようになりました。
家族皆で、一丸となってお店を盛立ている、何とも微笑ましい光景でした。
それから通うこと十数年、ある日パルインに立ち寄ると店は閉店中。
しばらくして、「阿羅漢」と書かれた看板が掲げられたのです。
人づてに、想夫恋から独立し、ご自身のお店を開店されたと聞きました。
私は、丁度その頃、福岡市博多区へ移り住みましたが、想夫恋が食べたくなっても、 お店がどこにあるのかわからない。
それで、少し離れた大野城店に行っていました。
あるとき、福岡市南区で、「焼きそば専門店 阿羅漢」の看板を見つけた時は驚きました。
あのパルインのお店のご家族あるいは縁者の方のお店なのか?何となく懐かしくなりました。
やがて、博多区住吉に想夫恋の店があることを知り、通うようになりました。
もう10年以上になるのでしょうか、私のホームとなっています。
株式会社想夫恋のホームページ。 http://www.sofuren.com/