ー ふと想起される言葉 ー

2022年

1月

19日

国語辞典を読む … / ふと想起される言葉 vol. 103

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2021年

10月

13日

燈燈無盡(とうとうむじん) / ふと想起される言葉 vol. 99

 

 

 

東洋思想研究の大家であり、戦前戦後を通じ、一貫した姿勢で日本人の正しい精神のあり方を説き続けた故・安岡正篤(やすおかまさひろ)師。

 

日本が誇る偉大な哲学者、思想家である。

 

数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡師を頼りにしていたという。

 

『 安岡正篤 一日一言 』は、安岡師の膨大な著作の中から金言警句を厳選・抜粋し日々の指針とすることを目的に編まれたものである。 

 

その言葉の中に、以下のものがある。

 

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2021年

9月

23日

隷属者が隷属せざるものを排除する / ふと想起される言葉 vol. 97

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2021年

9月

17日

おたくとうちの国とは国民の民度のレベルが違う / ふと想起される言葉 vol. 95

 

 

コロナ対策に関する発言で、こんな事を言った国務大臣がいたっけ。

 

『 民度 』ねぇ …

 

わかってんのかね …

アーパーに言われてもね …

 

『 民度 』、きちんとした定義はない。

 

 

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2021年

9月

13日

『 失敗の本質 』と『 国家の教養 』 / ふと想起される言葉 vol. 92

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2021年

9月

12日

何を笑うのか、誰を笑うのか / ふと想起される言葉 vol. 91

 

 

昨今、テレビは、とんでもなくつまらないメディアになった。

 

タレント、お笑い芸人、誰も彼も、身内の下世話な話や弱いものいじめばかり。

 

かつて、立川談志は松元ヒロに言った。

 

ー テレビに出ているヤツを、オレはサラリーマン芸人という。テレビにクビにならないように、ということばかり考えている。

 

おまえみたいに、庶民が言いたいことを、代わりに言ってやるのが本当の芸人だったんだ。

 

だから、おまえのことをオレは芸人という。昔はそんなやつばかっかだったよ。 ー

 

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2021年

5月

24日

コロナ禍に思う自衛隊災害派遣『 公共性・緊急性・非代替性 』の3原則 / ふと想起される言葉 vol. 85

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2021年

3月

10日

水清ければ魚棲まず … ある僧侶と熱帯魚 / ふと想起される言葉 vol. 69

 

 

木の花ガルテンももち浜店の店先で、メダカが売られている。

 

『 日田天領めだか 』 … か …

そういや昔、熱帯魚飼ってたな …

 

 

そして、ある僧侶のことを思い出した。

 

かつて、仕事帰り、家の近くの赤ちょうちんでよく飲んで帰った。 

 

そこで、ある僧侶と知り合った。

 

店から少し離れた寺の僧侶で、僧衣を着ているわけではないので、言われなければ僧侶とわからない。

 

穏やかで、どこか生真面目さを感じる人だった。

 

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2021年

1月

28日

修羅の国の金座布団 / ふと想起される言葉 vol. 54 

 

 

 ” あんたも、この修羅の国に来ちまったんだ。金座布団目指して、死ぬ気で頑張んな ”

 

 

議長職も務めた経験もある若い地方議員は、前に恐縮して座っている白髪頭の一年生議員にこう言った。

 

金座布団とは「議長職」のこと。

実際に、議長席に金色の座布団が敷いてあるわけではない。

 

議会人の隠語なのだろう。  

 

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2021年

1月

21日

日本の未来は wow, wow, … / ふと想起される言葉 vol. 50 

<  ダンテ「神曲」地獄編  挿絵   出典:ウィキペディア  >  
< ダンテ「神曲」地獄編 挿絵  出典:ウィキペディア >  
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2020年

8月

27日

国破れて ... 『 お・も・て・な・し 』/ ふと想起される言葉 vol. 35

 

 

かつて、日本にRAAという組織があった。

 

RAAは、「レクリエーション&アミューズメント・アソシエーション」の略で、「特殊慰安施設協会」と訳される。 

 

第二次世界大戦直後、連合国軍兵士による強姦や性暴力を防ぐと言う名目で、占領下の日本政府によって設置された売春施設である。

 

  

1945年8月27日に大森海岸の料亭「小町園」を慰安所第一号に指定したのを皮きりに、慰安部、特殊施設部、キャバレー部などが開設されていった。 

 

 

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2020年

7月

27日

織田信長 『 沙門の道に背きし売僧だで … 』/ ふと想起される言葉 vol. 33

 

 

二十年以上も前のこと。

博多中州のとある店で時々飲んでいた。

 

いつ行っても、ボックスに二人組の男性客がいる。

 

二人ともスキンヘッド、いつも赤いベストやピンクのシャツなどの派手な服装。

 

 

ある時、そっとホステスに聞いてみた。

 

” あの二人、その筋の人 ? ”

 

” 御供所のお坊さん達よ "

 

" なっ、なに~ !!!   あいつら坊主かっ ! "

” お布施で、いつも飲んでやがんのか !”

 

" シーッ "

 

ちょうど、津本 陽 氏が織田信長を主人公に、1560年の桶狭間の戦いから1582年の本能寺の変までを描いた小説、『 下天は夢か 』がベストセラーとなった頃だった。

 

 

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2020年

7月

13日

人の迷惑かえりみず やって来ました … 令和2年7月豪雨の二次災害 / ふと想起される言葉 vol. 30

 

 

安倍総理は、今日の午前、今回の豪雨による熊本県の被災状況を視察した。

  

首相官邸がこの視察を発表したのは、 昨日12日だ。

 

これまでも、総理の視察となれば、被災現場の視察に加え、避難所の訪問、被災自治体の首長との意見交換などが行われてきた。

 

国の各所管省庁をはじめ、地方整備局や農政局などの地方機関、防災関係機関、県、市町村、地域の各種団体など、多くの関係者も現地に出向く。

 

 

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2020年

7月

11日

大牟田と無田、そしてクマ / ふと想起される言葉 vol. 29

 

地名に興味を持つようになったのは、九重の山々に登るようになってからだ。

 

梅木 秀徳 氏の著書『九重山博物誌』には、九重山群の山名の由来とともに、飯田高原や久住高原の地名についての記述がある。

 

九重町野田には、「千町無田」の地名がある。

 

九重山博物誌には、

 

ー 「ムタ」 じめじめした低湿地、泥田を指す。

 

飯田高原の千町無田は、朝日長者伝説で長者の滅亡後、荒廃して田が無くなったと語られるが、もともとは鳴子川と音無川によって生じた湿地帯だった。普通は牟田の当て字が多い。ーと書かれている。

 

 

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2020年

7月

06日

すももに思う、李下不正冠と桃李成蹊 / ふと想起される言葉 vol. 28

  

 

あんまり食べない、すももを買った。

 

すももは、「李」あるいは「酢桃」と書く。

 

酢桃と言うくらいだから、酸っぱいわけで、これまで、悲しいかな、甘いすももに出会ったのは数えるほど。

 

” おいしい  食べごろ ”  なんてシールが貼ってあるし、大きくて美味しそうに見えた。

 

もし、酸っぱくて食べられなければ、ジャムにすればいい …  

 

で食べてみると、どちらも甘い。

特に、ローズは甘かった。

 

これなら、また買う気になる。

ジャムも作ってみようかな …

 

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2020年

5月

29日

昭和を知らない街、シーサイドももち / ふと想起される言葉 vol. 24

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2020年

3月

21日

一所懸命 ー ふと想起される言葉 vol. 15 ー

 

 

 

今日は3連休の中日だが、職場に出た。

 

3月末の退職に向け、身の回りの整理と事務引継書作成のためだ。

 

これまで、どの職でも、辞令をもらうまでは、手を抜くことなく一所懸命に働いた。

 

澄んだ、晴れやかな気持ちで次の職場に移れるよう、もうひとがんばり。

 

” 一所懸命 ” か …

 

中学の時の国語教師、M先生が教えた言葉だ。

 

M先生は、国語辞典で有名な言語学者の金田一京助氏の門下で学び、大学で教鞭を執ったのち郷里に戻り、中学で国語を教えていた。

 

 

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2020年

3月

03日

再び、「狸のため糞」 ー ふと想起される言葉 vol. 9 ー

 

 

このような写真を掲載するのは、少々はばかられるが、普段、あまり目することがないもの、ご容赦いただきたい。

 

先だって歩いた求菩提山の森林セラピーロードで、石段のど真ん中に、どうだと言わんばかりに鎮座していたものだ。

 

狸のそれだと確信はない。もしかしたら、「鹿糞」かもしれない…

それにしても、ボンヤリ歩いていたら、踏んづけるところだった。本当にもう…

 

とは言え、狸にしろ鹿にしろ、私の方がヨソ者。この山は、彼らの縄張りだ。

街中の糞害と違って、小言をいうのはお門違いか…

 

 

 

「 狸のため糞  -  ふと想起される言葉 vol.1 ー」はこちら> 

 

「ふと想起される言葉」はこちら>

 

 

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2020年

2月

14日

「その反面…」 / 『菊と刀』 訳 角田 安正 ー ふと想起される言葉 vol.8 ー

 

 

 

周知のとおり、「菊と刀」は、米国の文化人類学者ルース・ベネディクトによる、日本人論だ。

 

第二次世界大戦末期、米国は、敵国日本人の行動を分析するため、戦争情報局の日本班チーフのベネディクトに研究課題を与えた。

 

この課題に対する報告書が、「 Japanese Behavior Patterns < 日本人の行動パターン > 」で、これを基に、1946年に出版されたのが「菊と刀」だ。

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2019年

3月

21日

方程式の意味がわからなかった ー ふと想起される言葉 vol.7 ー

 

ここしばらく、この国の底流をなす、政治と集団に呻吟していた気がする。

 

ところで、昨日、3月20日は福岡県西方沖陣発生の日。

思い起こす人も少ない。

 

それより、巷は選挙やなんだとかまびすしい。

 

ふと思い出した言葉がある。

 

< 国権と民権 ー  人物を読み解く平成「自民党」の30年史  ー(著)佐高信 早野透 > のまえがきだ。 

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2018年

8月

14日

尊敬とは不快を耐えよということ - ふと想起される言葉 vol. 6 -

 

 

勤め人の場合、たいていの場合なにがしかのステークホルダーが存在する。

 

ステークホルダーとは、企業・行政・NPO等の利害と行動に、直接・間接的な利害関係を有する者を指す。

 

具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などと言われる。

 

こうしたスークホルダーとの接触には、つらいことも多い。

 

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2017年

12月

21日

当てと褌は向こうから外れる - ふと想起される言葉 vol. 5 - 

 

 

職場の同僚が言った。

 

“明日、出張で豊前方面に行く。豊前海一粒かきを買うけど どう?”

 

”2kgたのみます”

 

豊前海一粒かき、以前は、漁協にFAXで注文できたけど、ここ数年生産量が減って、豊前方面まで行かないと買えなくなってしまった。

 

同僚たちはみな口をそろえ、糸島のカキより豊前のカキの方が美味いと言う。

 

同感だ。塩気が適度で旨味が深い。

楽しみだな。

 

 

とっところが、不測の事態発生。カキは買えなかった。

 

 

嗚呼、シャブリとレモンを買って、構えていたのに …

 

ふと “ 当てと”褌(ふんどし)は向こうから外れる “ が脳裏に浮かんだ。

 

 

 

<「 冬は焼き牡蠣 美肌になります 」はこちら>

 

<「- 今宵、豊前海 一粒かき -」はこちら>

 

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2017年

12月

16日

耳順 - ふと想起される言葉 vol. 4 -

 

 

早、晩冬。大晦日も近い。

 

流光の時、そして、紛擾の1年だった。

 

来年の干支は、戌。

年男、そして還暦。

 

六十 …

 

六十而耳順か …

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2017年

12月

15日

便所の石 - ふと想起される言葉 vol.3 ー

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2017年

12月

14日

屁糞葛(ヘクソカズラ)も花盛り - ふと想起される言葉 vol.2 ー

 

 子供の頃、家族でテレビを見ていると、祖母が ”  へくそかずらも花盛りだね ” と言った。

 

どういう意味と聞くと、

そこらにあるあの葛、あれはヘクソカズラという。葉や茎が臭くて人に好まれない雑草。

 

そんなヘクソカズラもきれいな花を咲かせる。人も同じ。そんなことを言った。

 

 

子供だったので、よく解らなかったが、それにしても” ヘクソカズラ ”。

「屁」に「糞」。美しくない言葉だと思った。

 

そしてずっと、その言葉は、祖母の育った地域だけの言葉、いわゆる、方言のようなものだと思っていた。

 

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2017年

12月

13日

狸のため糞  - ふと想起される言葉 vol.1 ー

 

会社のバルコニーに盛り上がった白い糞が残されていた。

 

大型の鳥が食べた木の実の糞のようだ。

 

“ 狸のため糞 ” を思い出した。

 

- タヌキには、場所を決めて糞をする習性 があり、それを「ため糞」という。ー

 

高校の時、先生が教えてくれた。

狸のため糞なんて、それまで、そんなもの見たことはなかったし、聞いたこともなかった。

 

ふ~ん、ため糞ね。

 

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2017年

5月

29日

- 足元を見る 半長靴の履き方小考 -

 

” 足元を見る ” という言葉がある。

 

昔、街道筋などで、駕籠かきや馬方が旅人の足元の様子から疲れ具合を見抜き、通常よりも何倍も高い料金を要求したことから、相手の弱みにつけ込むことをそう言うようなったものだ。

 

また、落語などでは、足元(履き物)を見て、その人のふところ具合を見定める場面がよくある。

 

要するに、判断基準の一つだ。

 

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