2021年
10月
13日
水
東洋思想研究の大家であり、戦前戦後を通じ、一貫した姿勢で日本人の正しい精神のあり方を説き続けた故・安岡正篤(やすおかまさひろ)師。
日本が誇る偉大な哲学者、思想家である。
数々の伝説を残し、政界・財界・皇室までもが安岡師を頼りにしていたという。
『 安岡正篤 一日一言 』は、安岡師の膨大な著作の中から金言警句を厳選・抜粋し、日々の指針とすることを目的に編まれたものである。
その言葉の中に、以下のものがある。
2021年
9月
17日
金
コロナ対策に関する発言で、こんな事を言った国務大臣がいたっけ。
『 民度 』ねぇ …
わかってんのかね …
アーパーに言われてもね …
『 民度 』、きちんとした定義はない。
2021年
9月
12日
日
昨今、テレビは、とんでもなくつまらないメディアになった。
タレント、お笑い芸人、誰も彼も、身内の下世話な話や弱いものいじめばかり。
かつて、立川談志は松元ヒロに言った。
ー テレビに出ているヤツを、オレはサラリーマン芸人という。テレビにクビにならないように、ということばかり考えている。
おまえみたいに、庶民が言いたいことを、代わりに言ってやるのが本当の芸人だったんだ。
だから、おまえのことをオレは芸人という。昔はそんなやつばかっかだったよ。 ー
2021年
3月
10日
水
木の花ガルテンももち浜店の店先で、メダカが売られている。
『 日田天領めだか 』 … か …
そういや昔、熱帯魚飼ってたな …
そして、ある僧侶のことを思い出した。
かつて、仕事帰り、家の近くの赤ちょうちんでよく飲んで帰った。
そこで、ある僧侶と知り合った。
店から少し離れた寺の僧侶で、僧衣を着ているわけではないので、言われなければ僧侶とわからない。
穏やかで、どこか生真面目さを感じる人だった。
2021年
1月
28日
木
” あんたも、この修羅の国に来ちまったんだ。金座布団目指して、死ぬ気で頑張んな ”
議長職も務めた経験もある若い地方議員は、前に恐縮して座っている白髪頭の一年生議員にこう言った。
金座布団とは「議長職」のこと。
実際に、議長席に金色の座布団が敷いてあるわけではない。
議会人の隠語なのだろう。
2020年
8月
27日
木
かつて、日本にRAAという組織があった。
RAAは、「レクリエーション&アミューズメント・アソシエーション」の略で、「特殊慰安施設協会」と訳される。
第二次世界大戦直後、連合国軍兵士による強姦や性暴力を防ぐと言う名目で、占領下の日本政府によって設置された売春施設である。
1945年8月27日に大森海岸の料亭「小町園」を慰安所第一号に指定したのを皮きりに、慰安部、特殊施設部、キャバレー部などが開設されていった。
2020年
7月
27日
月
二十年以上も前のこと。
博多中州のとある店で時々飲んでいた。
いつ行っても、ボックスに二人組の男性客がいる。
二人ともスキンヘッド、いつも赤いベストやピンクのシャツなどの派手な服装。
ある時、そっとホステスに聞いてみた。
” あの二人、その筋の人 ? ”
” 御供所のお坊さん達よ "
" なっ、なに~ !!! あいつら坊主かっ ! "
” お布施で、いつも飲んでやがんのか !”
" シーッ "
ちょうど、津本 陽 氏が織田信長を主人公に、1560年の桶狭間の戦いから1582年の本能寺の変までを描いた小説、『 下天は夢か 』がベストセラーとなった頃だった。
2020年
7月
13日
月
安倍総理は、今日の午前、今回の豪雨による熊本県の被災状況を視察した。
首相官邸がこの視察を発表したのは、 昨日12日だ。
これまでも、総理の視察となれば、被災現場の視察に加え、避難所の訪問、被災自治体の首長との意見交換などが行われてきた。
国の各所管省庁をはじめ、地方整備局や農政局などの地方機関、防災関係機関、県、市町村、地域の各種団体など、多くの関係者も現地に出向く。
2020年
7月
11日
土
地名に興味を持つようになったのは、九重の山々に登るようになってからだ。
梅木 秀徳 氏の著書『九重山博物誌』には、九重山群の山名の由来とともに、飯田高原や久住高原の地名についての記述がある。
九重町野田には、「千町無田」の地名がある。
九重山博物誌には、
ー 「ムタ」 じめじめした低湿地、泥田を指す。
飯田高原の千町無田は、朝日長者伝説で長者の滅亡後、荒廃して田が無くなったと語られるが、もともとは鳴子川と音無川によって生じた湿地帯だった。普通は牟田の当て字が多い。ーと書かれている。
2020年
7月
06日
月
あんまり食べない、すももを買った。
すももは、「李」あるいは「酢桃」と書く。
酢桃と言うくらいだから、酸っぱいわけで、これまで、悲しいかな、甘いすももに出会ったのは数えるほど。
” おいしい 食べごろ ” なんてシールが貼ってあるし、大きくて美味しそうに見えた。
もし、酸っぱくて食べられなければ、ジャムにすればいい …
で食べてみると、どちらも甘い。
特に、ローズは甘かった。
これなら、また買う気になる。
ジャムも作ってみようかな …
2020年
3月
21日
土
今日は3連休の中日だが、職場に出た。
3月末の退職に向け、身の回りの整理と事務引継書作成のためだ。
これまで、どの職でも、辞令をもらうまでは、手を抜くことなく一所懸命に働いた。
澄んだ、晴れやかな気持ちで次の職場に移れるよう、もうひとがんばり。
” 一所懸命 ” か …
中学の時の国語教師、M先生が教えた言葉だ。
M先生は、国語辞典で有名な言語学者の金田一京助氏の門下で学び、大学で教鞭を執ったのち郷里に戻り、中学で国語を教えていた。
2020年
3月
03日
火
このような写真を掲載するのは、少々はばかられるが、普段、あまり目することがないもの、ご容赦いただきたい。
先だって歩いた求菩提山の森林セラピーロードで、石段のど真ん中に、どうだと言わんばかりに鎮座していたものだ。
狸のそれだと確信はない。もしかしたら、「鹿糞」かもしれない…
それにしても、ボンヤリ歩いていたら、踏んづけるところだった。本当にもう…
とは言え、狸にしろ鹿にしろ、私の方がヨソ者。この山は、彼らの縄張りだ。
街中の糞害と違って、小言をいうのはお門違いか…
<「 狸のため糞 - ふと想起される言葉 vol.1 ー」はこちら>
<「ふと想起される言葉」はこちら>
2020年
2月
14日
金
周知のとおり、「菊と刀」は、米国の文化人類学者ルース・ベネディクトによる、日本人論だ。
第二次世界大戦末期、米国は、敵国日本人の行動を分析するため、戦争情報局の日本班チーフのベネディクトに研究課題を与えた。
この課題に対する報告書が、「 Japanese Behavior Patterns < 日本人の行動パターン > 」で、これを基に、1946年に出版されたのが「菊と刀」だ。
2019年
3月
21日
木
ここしばらく、この国の底流をなす、政治と集団に呻吟していた気がする。
ところで、昨日、3月20日は福岡県西方沖陣発生の日。
思い起こす人も少ない。
それより、巷は選挙やなんだとかまびすしい。
ふと思い出した言葉がある。
< 国権と民権 ー 人物を読み解く平成「自民党」の30年史 ー(著)佐高信 早野透 > のまえがきだ。
2018年
8月
14日
火
勤め人の場合、たいていの場合なにがしかのステークホルダーが存在する。
ステークホルダーとは、企業・行政・NPO等の利害と行動に、直接・間接的な利害関係を有する者を指す。
具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関などと言われる。
こうしたスークホルダーとの接触には、つらいことも多い。
2017年
12月
21日
木
職場の同僚が言った。
“明日、出張で豊前方面に行く。豊前海一粒かきを買うけど どう?”
”2kgたのみます”
豊前海一粒かき、以前は、漁協にFAXで注文できたけど、ここ数年生産量が減って、豊前方面まで行かないと買えなくなってしまった。
同僚たちはみな口をそろえ、糸島のカキより豊前のカキの方が美味いと言う。
同感だ。塩気が適度で旨味が深い。
楽しみだな。
とっところが、不測の事態発生。カキは買えなかった。
嗚呼、シャブリとレモンを買って、構えていたのに …
ふと “ 当てと”褌(ふんどし)は向こうから外れる “ が脳裏に浮かんだ。
<「 冬は焼き牡蠣 美肌になります 」はこちら>
<「- 今宵、豊前海 一粒かき -」はこちら>
2017年
12月
16日
土
早、晩冬。大晦日も近い。
流光の時、そして、紛擾の1年だった。
来年の干支は、戌。
年男、そして還暦。
六十 …
六十而耳順か …
2017年
12月
14日
木
子供の頃、家族でテレビを見ていると、祖母が ” へくそかずらも花盛りだね ” と言った。
どういう意味と聞くと、
そこらにあるあの葛、あれはヘクソカズラという。葉や茎が臭くて人に好まれない雑草。
そんなヘクソカズラもきれいな花を咲かせる。人も同じ。そんなことを言った。
子供だったので、よく解らなかったが、それにしても” ヘクソカズラ ”。
「屁」に「糞」。美しくない言葉だと思った。
そしてずっと、その言葉は、祖母の育った地域だけの言葉、いわゆる、方言のようなものだと思っていた。
2017年
12月
13日
水
会社のバルコニーに盛り上がった白い糞が残されていた。
大型の鳥が食べた木の実の糞のようだ。
“ 狸のため糞 ” を思い出した。
- タヌキには、場所を決めて糞をする習性 があり、それを「ため糞」という。ー
高校の時、先生が教えてくれた。
狸のため糞なんて、それまで、そんなもの見たことはなかったし、聞いたこともなかった。
ふ~ん、ため糞ね。
2017年
5月
29日
月
” 足元を見る ” という言葉がある。
昔、街道筋などで、駕籠かきや馬方が旅人の足元の様子から疲れ具合を見抜き、通常よりも何倍も高い料金を要求したことから、相手の弱みにつけ込むことをそう言うようなったものだ。
また、落語などでは、足元(履き物)を見て、その人のふところ具合を見定める場面がよくある。
要するに、判断基準の一つだ。