それでもミナミヌマエビは産まれ、生きていた / ささやかなベランダビオトープ

< 2024.5.14 撮影 > 
< 2024.5.14 撮影 > 

 

 

今年の春、ベランダでメダカとドジョウを飼い始めた。

 

5月14日、石巻貝5匹とミナミヌマエビ10匹が加わった。

 

ささやかなベランダビオトープの一員。

 

5月末、ドジョウの飛び出し事故の防止のため、樹脂の鉢から陶器の鉢に引っ越し。

 

その際、確認できたミナミヌマエビの数は5~6匹だった。  

 

 

 

 

今日、鉢の中を掃除しながら、ふとウイローモス(水苔)を見ると、長さ4~5mmほどのミナミヌマエビの稚エビが7~8匹いる。

 

へぇ~、繁殖したのか … ?!

 

小さな生態系の構成員、鉢内の掃除の役割を期待してのことで、繁殖のことは念頭にはなかった。

 

一般的に、ミナミヌマエビは繁殖しやすいと言われている。

 

しかしそれは、メダカなど他の魚との混育ではなく、ミナミヌマエビのみでの飼育の場合だと言う人が多い。

 

ミナミヌマエビは、水草などに卵を産み付けたりしない。

メスは、卵が孵化するまで腹肢に抱え込んで保護(抱卵)する。

 

卵は、はじめ深緑色をしているが、その後、褐色になり、幼生の姿が透けて見えるようになる。

 

そして、卵の中で幼生期を過ごし、体長2mmほどの稚エビで孵化し、母エビの腹から飛び出すのだ。

 

この稚エビは、魚たちにとって格好の餌食だ。

 

 

      ※      ※      ※

 

 

メダカなどと混育している場合、稚エビは他の魚に食べられてしまうので、繁殖は難しいと言われている。

 

ベランダの鉢には、メダカが10匹ほどと、食欲旺盛なヒドジョウが3匹いる。

おまけに、記録的な猛暑日が続く中、水温も30℃を超える日がある。

 

稚エビたちは、よくまぁ生き延びているもんだ。 

鉢に入れていたウイローモス(水苔)の中に、上手く隠れて成長したに違いない。

 

とは言え、考えてみると、以前の水槽もメダカとの混育だったが、いわゆる ” 爆殖 ” した。

 

熱帯魚ブリーダーの言うことも、正しいとは限らないか …

 

 

写真に収めようと思ったが、小さすぎて撮れず、親エビだけになってしまった。

今日、稚エビが育ちやすいようにガボンバ(水草)を入れた。

 

うまく成長してくれるといいが … 

 

 

 

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