” 想夫恋焼きの美味しさは、その姿に表れる ”
度々、そんなことを書いてきた。
しかし、ふと思った。いったい何故 … ?
鉄板の中央で焼かれる豚肉の上に、茹でた中華生麺が蒔かれる。
やがて、フリスビーの様に丸く焼き上げられた麺の上にモヤシ・ネギが乗せられ、特製ソースが降りそそがれる。
焼き手は、大きなヘラを使って麺を高々と持ち上げ、不規則な形状に固く焼き締まった麺をほぐしていく。
その際、麺は曲がりくねった形状を保ちながら、折れちぎれていく。
ストレート麺なのに、まるでちぢれ麺の焼きそばのようなたたずまいであることが、想夫恋焼き本流の証だと思う。
想夫恋焼きの燃え立つような姿は、しっかりと焼かれた麺が空気をまとって作り出す風格なのだ。
しかし、どの店も同じかと言えば、決してそうではない。
高さを全く感じず、川の字の様に麺が平坦にダラッと流れた想夫恋焼きに遭遇したことも少なくない。
※ ※ ※
二代目が鉄板の前に立つようになって、かれこれ4年ほど。
今や、まごうことなき想夫恋屈指の焼き手である。
そんなことを思いつつ、今日の出来もすこぶる秀逸、無双の逸品だ。
二代目、女将さん、ごちそうさまでした。
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