去年11月に和歌山市で開かれた自民党の「青年局近畿ブロック会議」の懇親会で、
“ 過激なダンスショー ” が繰り広げられていたことが分かり、会合に出席していた同党青年局長と青年局長代理が辞任した。
自民党の梶山幹事長代行は、” 地方組織も含めて党全体が緊張感を持って活動する必要がある ” と指摘したとの報道。
この幹事長代行の発言、いったい何を言っているのか、呆れてものが言えない。
そして、女性閣僚の方々は、
<自見英子万博相>
ー 今回の件は会の趣旨にそぐわない、極めて不適切で軽率な内容の余興が企画・実施され、国民の不信を招くことになり、大変残念に思っている」と批判。
「ダイバーシティや多様性というものでは全くないと思う。政府が目指す多様性が尊重される社会というのは、全ての人の自らの意思に基づき、個性と能力を十分に発揮できる公正で多様性に富んだ活力ある持続可能な社会だ」と指摘。 ー
<加藤鮎子男女共同参画相>
ー 会の趣旨にそぐわない極めて不適切な内容の余興が企画・実施され、国民の不信を招いたことは誠に遺憾だ」と批判。
さらに、懇親会を企画した和歌山県議がダンスショーは多様性の観点で発案したなどと説明したことについて「ダイバーシティや多様性という言葉が用いられたようだが、政府が目指すこれらを尊重する社会とは文脈も次元も異なる」と指摘し、「仮に女性の参画がしっかりと確保されていたのであれば、あのような演出にはならなかったであろうということを考えると、自民党の組織のダイバーシティやインクルージョンが十分に進んでいないという問題が今回の事案の根底にある」とも指摘。 ー
<高市経済安保相>
ー 私はどのような演出がされたのかはわからない。ただ、ダンスそのものというのは、文化芸術の一つだと思っている。露出の多い衣装だと報じられていたが、例えばベリーダンスとか、サンバを私も見に行った時に、わりと露出の高い衣装だった記憶がある」と述べ、懇親会で実施されたダンスショーやその衣装に関する評価は控えた。
一方で「もしもダンスをしていた女性に対し、その尊厳を傷つけるような行為をした出席者がいるとしたら、それは不適切で、残念なことだと思っている」と語った ー
自見、加藤両氏については、官僚が書いたコメントだろうが、加藤氏は、余計なことを付け加えたことで、その浅薄さを露呈させてしまった。
高市氏に至っては、どうしようもないほど間抜けでアーパーな発言。
ちなみにこのお方、2017年に発刊した自伝的エッセーの中で次のように述べている。
" お酒の思い出といえば、地中海で、海の見えるホテルの部屋で、飲みィのやりィのやりまくりだったときですね " と、カンヌでの情事を洗いざらいぶちまけている。
政治家としてと言う以前に、人としてどうなのか。品性のかけらもない。
こんなとんでもない御仁が、総理候補に名を連ねている … 世も末だ。
かつて、同僚が語ってくれた。
忘年会などで、過激とも言えるエロティックな女性たちを呼んで、破廉恥なバカ騒ぎをする青年団、消防団も中にはあるという。
そうした女性たちを、” スーパーコンパニオン ” ” ピンクコンパニオン ” ” ウルトラコンパニオン ” などと呼ぶとか。
” スーパーコンパニオン ” か… 知らなかった …
聖人君子ぶるつもりはない。
見たことがあったのは、温泉での忘年会で、ちょっと淫猥な芸を披露する年増の仲居さん。
そんなことはともかく、今回の問題は、女性の人権とか社会参画と言ったことではない。
マスコミが報道しないだけで、世の中には、そうした女性たちがいることは厳然たる事実である。
品性、知性、教養を持ち合わせていない人間が議員であることこそが問題なのだ。
そして、かような人間たちを議員にしたのは誰なのか …
” 一国の政治は、国民を映し出す鏡に過ぎない。立派な国民には立派な政治、
無知で腐敗した国民には腐り果てた政治しかあり得ない。”
< サミュエル・スマイルズ >
<「 ー ふと想起される言葉 vol. 2 ー 」はこちら>
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